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石川県産の食材を使った夏のおはぎ「夜舟」 加賀からは5店が参加

石川県内の農家と和菓子店が参加し13種類の「夜舟」を販売する夏の「農菓プロジェクト」

石川県内の農家と和菓子店が参加し13種類の「夜舟」を販売する夏の「農菓プロジェクト」

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 石川県の農家と和菓子職人らの有志グループ「農菓プロジェクト」(野々市市)が6月17日、クラウドファンディングのリターンとして夏のおはぎ「夜舟」の試食会を開いた。

加賀市の和菓子店「小山芳月堂」の「味平かぼちゃ夜舟」

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 同プロジェクトでは、春は「ぼたもち」、夏は「夜舟」、秋は「おはぎ」、冬は「北窓」と、季節によって呼び方が変わる和菓子の楽しさを知ってもらい普及に努めたいと、趣向を凝らした「夜舟」を毎年この時期に販売。石川県産のもち米と農産物を使うというルールの下、「農菓連携」として、メンバーの農家と和菓子職人がコラボレーションしている。

 5回目となる今年は、米や野菜などを生産する農家15軒と和菓子店13店がそれぞれオリジナルの夜舟を作り、加賀・能登・金沢の3つのエリア別セットとして販売。加賀エリアからは、能美市の「御菓子 中村屋」、「菓子工房 日本堂五彩庵」、小松市の「河田ふたば」、「お菓子処 マルニシ」、加賀市の「小山芳月堂」が参加し、ユズやイチゴ、五郎島金時など見た目も味わいもさまざまな5個セットの夜舟を販売する。

 明治創業の老舗和菓子店「小山芳月堂」(加賀市大聖寺中町)は、岡元農場(能美市)の「かぐらもち」と、堀農園(加賀市)が生産する加賀市特産の「味平かぼちゃ」を使用。もち米の香りが引き立つようバランスにこだわり、コロンと丸いカボチャをイメージして仕上げたという。

 プロジェクト代表の「河田ふたば」店主、宮向健也さんは「県内に素晴らしい農産物がたくさんあることを夜舟を通して知ってもらえたら。これからもメンバーや販売チャネルを増やし、石川の和菓子文化をさらに盛り上げていきたい」と熱意を見せる。

 価格は、5個入り(加賀)=1,500円、4個入り(能登、金澤白山)=1,200円。参加する和菓子店や北陸の食品などを扱う通販サイト「COREZO(コレゾ)」で7月3日まで予約を受け付け、7月8日~10日に店頭で受け渡す。

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