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加賀の生麩専門店「ふぜん」が夏限定スイーツ ヘルシーをテーマに

2代目店主の山崎留美子さん

2代目店主の山崎留美子さん

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 加賀で生麩(ふ)を製造する「加賀生麩工房 ふぜん」(加賀市動橋町、TEL 0761-74-3883)が6月13日、夏限定スイーツの販売を始めた。

新商品のはちみつレモンとクリームチーズの生麩スイーツ

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 店主の山崎留美子さんは以前、東京でアパレル関係の仕事をしていたが、父親が体調を崩したことをきっかけにUターン。父親が始めた生麩専門店の2代目として、地元の温泉旅館に懐石料理用の生麩などを作り卸してきた。女性らしい視点を生かした商品展開をしていきたいと、スイーツにも挑戦。2014(平成26)年、工房の一角で対面販売ができる店としてリニューアルオープンし、3人の子育てをしながら1人で工房を切り盛りしている。

 山崎さんは父親から受け継いだ生麩のレシピを元に研究を重ね、大麦のピューレを混ぜ込むことでモチモチ感をアップ。滑らかでつやつやした生地になるよう何度も練り上げ、しっかり寝かせているという。玄米粉やオーツミルク、ドライフルーツなどヘルシーな素材にもこだわり、健康志向の客にも対応できるようにした。

 今回、期間限定で販売するのは、クリームチーズとヨーグルトをブレンドした葛豆腐に、非加熱のレモンピューレのソースをふんだんにかけたスイーツ(540円)。雑穀入りと、ニンジンパウダーを練り込んだ2種類の生麩も添え、蜂蜜で甘さを整えさっぱりとした味わいに仕上げたという。商品は、加賀市や白山市内のJAでも販売する。

 山崎さんは「料理から甘味まで生麩のさまざまな楽しみ方を知っていただけたら。生麩を通して、癒やしや元気をお届けできたらうれしい」と話す。

 現在は不定期営業で、営業日や販売スケジュールはSNSで確認できる。

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