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能美に県内初のフィールドアスレチック 冒険を楽しむ遊び場に

山の斜面や立木をそのまま利用して作った木の上のアスレチック

山の斜面や立木をそのまま利用して作った木の上のアスレチック

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 能美のこくぞう里山公園(能美市和気町)内に10月15日、山の斜面や立木を生かしたフィールドアスレチック施設「アドベンチャーガーデン能美」がオープンした。

自然の中でダイナミックに体を動かせる「アドベンチャーガーデン能美」

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 運営するのは市内で造園業を営む北陸園芸(能美市徳久町)。社長の村本宏斗さんは5年ほど前、家族で県外の施設を訪れた際に感動し、石川県内にも自然の中で全身を使って楽しめる同様のアトラクションがあればと思ったことが開設のきっかけだったという。仕事で山林の手入れを請け負う中で立ち枯れになっている木が増え、里山の荒廃が進んでいる状況を知った村本さん。山に人が頻繁に入るようになることで整備が促され、山の保全にもつながるのではという期待も後押しし、山にも海にも近く、動物園や丘陵公園、遊園地などがあり家族連れが多く訪れる能美に新たなスポットを作ることにした。

 地元の人たちの協力を得て、10人ほどいた山の所有者を探し出し、一人一人を説得するところからスタート。街のにぎわいや交流につながればとの応援を受け、3年ほどかけてオープンにこぎ着けた。

 広さは約8000平方メートル。身長110センチの5歳以上の子どもも遊べる「チャレンジコース」(所要時間約60分、2,200円~)は28のアクティビティーを備えた4コース。ワイヤーに滑車を取り付け、宙に浮いた状態で高い木の上から一気に滑り降りる人気の「ジップライン」もある。他に高低差があり難易度の高い「アドベンチャーコース」(同約90分、3,300円~)も。

 村本さんは「最初高さを怖がりながらも挑戦し、楽しんでいる子どもたちの様子に成長を感じる。自然の中で思い切り体を動かして楽しんでもらえれば」と来場を呼びかける。

 営業時間は9時30分~17時。予約制。

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