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能美市の研修宿泊施設がリニューアル レストランも「健康と工芸」テーマに

総支配人の本多洋人さんとシェフの大幡光さん

総支配人の本多洋人さんとシェフの大幡光さん

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 能美市ふるさと交流研修センター(能美市石子町、TEL 0761-57-1212)が7月にリニューアルオープンし、健康と工芸をテーマにした「ウェルネスハウスSARAI(さらい)」として生まれ変わった。

地元の農家が育てる20種類の野菜を使ったサラダランチ

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 「老若男女、誰でも気軽に訪れる施設にしたい」と、エントランスは中庭を見ながらゆったり過ごせるカフェにした。レストランではメニュー開発にも力を入れ、地元の契約農家が栽培する20種類の野菜を使ったランチ(1,600円)など、「ヘルシー」を前面に打ち出すメニューを九谷焼の器で提供する。

 8室ある客室は「九谷ステイ」と銘打ち、若手の九谷焼作家8人が作品の図案を元に一部屋ずつプロデュース。山近泰さんが担当した客室は、市内のいしかわ動物園をイメージした内装で、高い天井を生かして迫力のあるキリンを描く。照明やオブジェ、食器類も担当作家のオリジナル作品で、部屋に滞在しながら作家の世界観を体感できるようにした。宿泊料は4,950円~。現在までに3室が完成し、来年3月までに全ての部屋の改装を終える予定。

 地元の人たちが気軽に集える施設を目指し、これまで宿泊客限定だった大浴場は17時から開放(一般=800円、能美市民=500円、小学生=300円)。企業などの研修や合宿に使えるセミナールームの一部はスタジオ仕様に変え、ヨガやダンス、ベビーマッサージなどの教室を開く。「からだメンテナンス」を自身で行える健康プログラムを提供する。

 総支配人の本多洋人さんは「能美のブランドである九谷焼を、館内全体でスタイリッシュに楽しめるようにした。スタッフもお客さまも笑顔であふれる施設にしたい」と意気込む。

営業時間は10時~22時(カフェ=11時~18時、ランチ=11時30分~14時、ディナー要予約=17時~20時)。水曜定休。

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