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小松の呉服店、女子高生に浴衣を進呈 花火大会の思い出作りに

浴衣姿で川北の花火大会を楽しんでほしいと、県内の女子高校生に浴衣をプレゼントする企画

浴衣姿で川北の花火大会を楽しんでほしいと、県内の女子高校生に浴衣をプレゼントする企画

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 川北で3年ぶりに花火大会が開催されるのに合わせ、浴衣で花火を楽しんでほしいと、小松の呉服店「あかね」(小松市糸町3)が女子高生に浴衣を進呈する企画を行っている。

新作の色とりどりの浴衣

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 同社は、反物を入れた風呂敷を背負って得意先を直接回り販売する「かつぎ屋」として75年ほど前に創業。現在の店は、着物やジュエリーの販売から着付け、写真撮影までを行う総合販売店として、約25年にわたり営業している。

 若い世代に和装文化を継承したいと、2018(平成30)年から浴衣を進呈する企画を始めたが、ここ2年は花火大会が中止になるなどの影響で控えていた。今年は南加賀地域で最大の花火大会である「川北まつり」が開催されるとあって、3年ぶりに企画を再開。県内の女子高生を対象に、先着300人に新作の浴衣を進呈する。学生証の提示やアンケートへの回答、SNSで浴衣の画像をシェアするなどの条件がある。

 福田亜希子店長は「和装に気軽にチャレンジできるのが浴衣。高校生のときに友達と見た花火大会が、より楽しい思い出となるような手伝いができれば。そして将来、和装を考えたときに当店を思い出してもらえたらうれしい」と話す。

 今年は店のスタッフによるワンコイン着付け教室も開く予定で、自分で浴衣を着ることができるようになるのを目指すほか、家にある帯などを組み合わせた個性的な帯の結び方を教えるなど、浴衣を「かわいく着こなす」方法を伝授する。

 企画の実施日は7月14日~18日。13時~19時。

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