加賀市の山代温泉の温泉通り商店街で9月24日・25日、「やましろアートマーケット2022」が開かれる。
今回で11回目となる同イベント。かつて山代温泉の旦那衆が旅館の看板を制作してもらうために若き北大路魯山人を滞在させたことにあやかり、山代がアーティストを育てる場所になればと芸術の秋に開いている。県内外から、ガラスや天然石、レザー、アクセサリーなどハンドメードのアートやクラフト作家が集まるほか、フードなどさまざまなジャンルのブース70店ほどが温泉街のメインストリートいっぱいに並ぶ。
今年初の試みとして、ライブペインターによる即興アートのコンテストを企画。10人が2日かけてアート作品を完成させ、来場者が気に入った作品に投票して優勝者を決める。会場には高さ2メートル、幅16メートルの巨大アートパネルも設置。インストラクターが描き方や楽しみ方を教えながら、誰でも気軽に参加してアートを楽しめるよう工夫を施す。
実行委員長の須谷裕二さんは「イベントを10年以上続けられてきたのは毎年全国から集まってくれる出店者の皆さんのおかげ。作り手の方々の丹精こもったアート、クラフト作品をぜひ手に取ってほしい」と来場を呼びかける。
開場時間は、24日=15時~21時、25日=11時~17時。