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小松・梯川で競技用ボートの水上体験 白山もくっきり

会場は小松空港に程近く、着陸する飛行機を間近に見ることができる

会場は小松空港に程近く、着陸する飛行機を間近に見ることができる

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 小松市ボート協会が4月17日、梯川ボートハウス(小松市小島町)で競技用ボートの水上体験会を開いた。

水上体験会でボートを漕ぐ様子

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 小松は木場潟や梯川、前川など広い水面が多くある水郷地帯で、ボートやカヌーなどの水上競技が盛ん。地元の中学校や高校のボート部からオリンピック選手を輩出するほか、明治時代から校内でボートレース大会を続ける学校があるなど、ボートは歴史ある伝統行事にもなっている。

 同施設は梯川と前川を結ぶ場所にあるボート形をした建物で、トレーニング室やミーティングルーム、眺望ルームを備え、同協会が艇庫を管理する。周辺は「こまつ水門パーク」として白山や水辺の景色が楽しめる憩いの場。小松天満宮から安宅住吉神社まで7キロほどのウオーキングコースが整備されるなど、ミズベリングとして水辺活用への期待も高まっている。今回の体験会は、2019年に施設が建設されて初めての市民参加イベントで、ボートがどんなスポーツなのか知ってもらい、実際に漕いで水辺に親しんでもらおうと企画した。

 親子連れを中心に子どもから大人まで10組が参加。会員がボート競技を解説したほか、トレーニングマシンを使って漕ぎ方を指導した。その後、長さ12メートル余りの競技用ボートに乗り込み、くっきりと見える白山の稜線(りょうせん)を望みながら、波もなく穏やかな水面を進んだ。参加した親子らは「水上でスピードが出て楽しかった」「息を合わせて漕ぐのが難しかった」と話していた。

 理事長の西功太郎さんは「風もなく最高のボート日和になった。小松にこんな場所があることを知っていただき、ボートというスポーツに触れ水辺を楽しんでもらえればうれしい。今後も体験会を開いていきたい」と意気込む。

 体験会は4月23日10時~13時にも行う。対象は小学校4年生以上で、参加無料。インスタグラムのダイレクトメッセージやメールでの予約が必要。

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