小松の桜の名所、芦城公園(小松市丸の内公園町)の桜が満開となり、多くの花見客でにぎわっている。
江戸時代、加賀3代藩主前田利常が隠居城として使った小松城の三の丸だった場所を、1904(明治37)年に誰でも入れる公園として整備された同園。中央は桜園としてソメイヨシノが多く植えられており、毎年多くの花見客が訪れる。園内には2つの大きな池があり、人間国宝の3代徳田八十吉が育てていた大きなニシキゴイが泳ぐ姿を眺めながら、池の周りをのんびりと散策することができる。
金沢の桜の開花は3月30日だったが、同園では2日遅れで開花。満開となった4月6日には公園横にある小松市立稚松小学校で入学式が行われ、園内の桜の下で、親子で記念撮影する様子も見られた。
小松市は感染症拡大予防のため今年もぼんぼりは設置せず、夜間のライトアップや屋台の出店なども行わないことにし、飲食などもしないよう呼びかけている。