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小松で未来図書館を描いた展覧会 アニマルライブラリーも新設

芦城公園内にある小松市立博物館1階が会場

芦城公園内にある小松市立博物館1階が会場

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 子どもたちの夢の図書館を描いた絵画作品展「あったらいいな!こんな未来型図書館!」が3月19日、小松市立博物館(小松市丸の内公園町)内の市民ギャラリー「ルフレ」で始まった。

小松市立図書館に開設された「アニマルライブラリー」

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 小松市ではこれからのまちづくりの要となる図書館を市民と共に模索するため、講演会やアンケート調査などを積極的に実施。子どもたちの意見も参考にしようと、「こんな図書館がほしい」という絵を募集したところ、市内の幼児~中学生から251点が集まった。

 ロボットが本を選んで持ってきてくれる図書館や、海や森の中にある図書館、お菓子でできた図書館といった「夢いっぱい」の図書館が、クレヨンや鉛筆、絵の具や貼り絵などさまざまな画材で描かれている。

 最も多かったのが「動物」をテーマにした図書館。これを受けて小松市立図書館(小松市丸の内公園町、TEL 0761-24-5311)は親子読書室をリニューアルして「アニマルライブラリー」を開設。45分の入れ替え制とし、少人数でゆっくり過ごせるようにした。動物にまつわる絵本を集めたほか、壁じゅうに動物の絵を貼ったり、ぬいぐるみをたくさん置いたりして、動物と一緒に本を読んでいる気持ちになれるよう工夫する。室内に置かれたノートやフォトメッセージには、「楽しかった」「かわいい」「また来たい」という言葉がつづられている。

 4月5日には、同室にいしかわ動物園の飼育員を迎え、「動物の赤ちゃん」をテーマに、動物の生態や動物園での過ごし方についてのおはなし会を予定する。11時、13時、14時からの各回10人で、予約が必要。

 司書の向江薫さんは「これからもさまざまなイベントを企画していくので、ぜひ参加してほしい。できることから取り組んで、未来図書館作りが盛り上がっていけば」と期待を込める。

 市立博物館の開館時間は9時~17時。観覧無料。今月31日まで。

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