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小松の旧小学校がオーベルジュに カフェでは自生ハーブのクラフトコーラも

閉校オーベルジュとしてオープンする「オーフ 観音下 西尾」

閉校オーベルジュとしてオープンする「オーフ 観音下 西尾」

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小松の旧西尾小学校跡を活用した西尾地区滞在交流施設「eaufeu(オーフ)観音下(かながそ)西尾」(小松市観音下町)が7月14日、グランドオープンする。

自生するクロモジやサンショウの葉などを漬け込んだハーブドリンク

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 小松市では、2018(平成30)年に閉校した小学校跡の活用を巡って検討を重ねていたが、豊かな地域資源を生かし新たな価値観を生み出せる空間にしたいと、公の機能を兼ね備えたオーベルジュ(宿泊設備のあるレストラン)とした。「オーフ」は、フランス語の「水」と「火」を合わせた造語で、自然や文化、歴史が集積するこの場所に、若者がもたらす活力を融合させ、新たな火をともしていきたいという願いが込められている。

 職員室だった場所はレストランスペースに生まれ変わり、地元の観音下石を使ったカウンターからは山あいの眺めを楽しめる。校長室は広めの個室とし、グループにも対応できるようにした。シェフは、日本最大級の料理コンペティション「RED U-35」で史上最年少グランプリを受賞した糸井章太さんが務め、地域の食材を生かしたフレンチを提供する。地元の小学生を対象にした食育事業なども構想しており、料理の奥深さや楽しさを伝える活動も行っていく。

 館内には黒板や手洗い場なども残し、ここが学校だったということを随所で感じられるデザインにした。2階と3階を改装した客室は12室(1泊2食=1人2万6,400円~、サービス料別)。図書館だった場所は、観音下の石切場を望むスイートルームとなり、ガラス張りのバスルームを備え、床にもアートを施す。セミナールームやキッチン付きのサテライトラボもあり、宿泊や飲食だけではなく、さまざまな人が集う公共の場所にもなる。

 営業時間は、レストラン=ランチ(土曜・日曜・祝日のみ)12時~15時・ディナー17時30分~22時、カフェ=11時~17時、セミナールーム・サテライトラボ=9時~21時。火曜・水曜定休。

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