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小松・大杉谷川で「川まつり」 アユやイワナに舌鼓

「川まつり」ではアユの友釣り教室も

「川まつり」ではアユの友釣り教室も

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 小松の赤瀬ダム「自由の広場」(小松市大杉町)で7月3日、3年ぶりに「川まつり」が開かれた。

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 アユ漁が始まるこの時期に、川遊びの楽しさを知ってもらい、自然の保護などにもつなげようと、大杉谷川漁業協同組合が20年ほど前から開いているが、コロナ禍により2年連続中止となっていた。当日は、道路沿いにテントを張り、大ぶりのイワナやアユの塩焼きなどを提供。炭火でじっくりと炙(あぶ)った魚目当てに、朝早くから大勢の人たちでにぎわった。

 大杉谷川は小松の里山を流れる清流で、アユやイワナ、ヤマメのほか、ドジョウ、コイ、フナなども生息。組合によると、雨が降っても増水や濁りが少ないため釣りがしやすいことや、2年ほどかけて生育した大きな「尺ヤマメ」や、味が良いといわれる「源流イワナ」が釣れる穴場として、釣りファンに人気の川だという。

 広場に隣接する河原では組合員によるアユの友釣り教室が開かれ、参加した家族連れなどは、アユの縄張り習性を利用しておとりを使う釣法を学んだ。併せて、ルールを守って釣りをすることや水質や環境の保護についても説明。自然を大切にする心を育ててもらう狙いがある。小松では連日雨が降らず猛暑日が続いたことで川の水量が減ったうえ、漁期が始まって間もないことからアユの警戒心も高く、釣果には至らなかったが、川に飛び込み水遊びを楽しむ子どもたちの姿が見られた。

 組合長の河西秀晃さんは「自分たちが小さいときから親しんできたように、この夏はたくさんの子どもたちに川で遊んでもらい、釣りなどを楽しんでもらえれば」と期待する。

 おとりのアユは近くのそば店「ゆるぎ荘」(大杉町)で販売しており、遊漁券は組合のホームページでも扱う。年券=4,500円、日券=1,500円。

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