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小松でシニア向けスマホ教室 気軽に何度でも聞ける環境作りを

総務省の「デジタル活用支援推進事業」として開催されている「スマートフォン講習会」

総務省の「デジタル活用支援推進事業」として開催されている「スマートフォン講習会」

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 こまつNPOセンター(小松市小寺町、TEL 0761-46-6661)で9月15日、シニア向けのスマートフォン講習会が開かれた。

週1回開いている「スマートフォン講習会」

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 総務省の「利用者向けデジタル活用支援推進事業」として、8月から週1回のペースで開催。初めてスマートフォンを持つシニア向けに、電源の入れ方や電話のかけ方、メールの使い方などテーマを決めて実施している。受講は無料。1度だけの参加や、受けたいテーマだけの受講も可能。この日のテーマは「アプリの使い方」で、70~90代の3人が受講した。小松市消防本部のLINE公式アカウントの友達追加にも挑戦し、災害や防災情報にも活用できることを学んだ。今後はマイナンバーカードの健康保険証利用などの講座も検討している。

 デジタル活用支援員の中村潤哉さんによると、シニア向けのスマートフォンは操作が独特で家族も教え方が分からないケースがあることや、同じことを何度も家族に聞きづらいといった声もあるという。毎週の講習会以外にも、月に2度「何を聞いても大丈夫」という相談会も行っており、定期的に開催することで、分からないことは何でも気軽に聞くことができる機会を提供したいという。

 今年の5月にスマホデビューし、前回から通っているという70代の女性は「分からないことを一つ一つ教えてもらえるので、少しずつ使えるようになってきた。コロナでなかなか人と会うこともできないので、やりとりするのも楽しい」と話す。

 開講は毎週水曜の13時30分~14時30分。定員は4人で、予約が必要。10月27日には小松市芦城センター(相生町)で2時間の講習会も開く(定員10人)。

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