商店主が講師となってプロならではの専門知識を伝授する「得する街のゼミナール」、通称「まちゼミ」が9月11日から、小松市内でスタートする。
商店街を活性化しようと愛知県岡崎市で2003(平成15)年に始まった「まちゼミ」。店の存在や特徴を知ってもらい客との信頼関係を築く場になると、小松商店会連盟も「こまつまちゼミ」としてエントリー。7回目となる今回は21講座を開講する。受講無料(内容によって材料費が必要)。
写真館によるスマホ撮影テクニックの講座や、化粧品店による頭皮マッサージ講座のほか、オリジナルシールやファブリックパネル(500円)の制作など各店の専門性を生かした多彩な内容で行う。オンラインで行う料理講座もあり、事前に発送した材料を使って塩こうじと甘酒を作る(700円+送料)。
小松駅前にある生花店「ライラックフローリスト」(小松市三日市町、TEL 0761-22-8737)では、秋冬ものの草花の寄せ植え講座を開講(1,500円)。10月に出回り始める花やグリーン5種類ほどを使い、冬の間も長く楽しめる鮮やかなコンテナガーデンを作る。毎回人気の講座で、すぐにリピーターで埋まってしまうため、今年は初めての人を対象に開くことにした。
同店店主で同連盟会長の濱本哲成さんは「まちゼミはコミュニケーションの場。店や商店街の雰囲気を知ってもらい、気軽に足を運んでもらえるきっかけになれば」とにぎわい作りに期待を寄せる。
開催期間は9月11日~10月10日。予約は9月4日から受け付けており、申し込みは電話で受け付ける(オンライン講座のみサイトからの申し込みが必要)。