トラックコンテナで駄菓子を販売する「秘密基地 箱宮BASE」(加賀市箱宮町)が5月7日、「かがにこにこパーク」(山田町)で出張販売を始めた。
乳幼児から小学生までの子どもを対象にした「かがにこにこパーク」は、加賀市中央公園内にある屋内遊戯施設。大型のネット遊具やボルタリング、滑り台などを備え、県外からも親子連れが訪れる人気のスポットになっている。
店長の上杉来実子さんは先月、施設に出店を打診したところ快諾を得た。コロナ禍で今もマスク生活が続き、子どもにとって多くの制限が強いられる中、子どもたちに駄菓子を選んで買う楽しみを提供できればと、早速5月にスタートすることにした。施設の正面に止めた販売車にはSNSを見たという親子連れが次々に訪れ、中には自分の小遣いで「母の日」に駄菓子を買ってプレゼントする幼児の姿もあったという。
加賀市や小松市内からの依頼であれば、誕生会などの集まりや子ども会などの催事にも出張し(出張料=1時間1,000円)、休日であればオーナーの山谷尚敏さんが綿菓子も販売する。
上杉さんは「売り上げはほとんどないが、うれしそうに駄菓子を買う子どもたちを見ていると元気をもらえる。自分はたくさんの人に支えられて子育てをしてきたので、恩返しする気持ちで店を続けていきたい」と話す。
同施設での出張販売は毎月第1土曜で、雨天の場合は中止。販売時間は9時~13時。