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「能美ふるさとミュージアム」が1周年 ひぽ能んも祝福

開館1周年を記念して行われたテープカットには、能美市のキャラクター「ひぽ能ん(ひぽのん)」も登場

開館1周年を記念して行われたテープカットには、能美市のキャラクター「ひぽ能ん(ひぽのん)」も登場

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 能美の自然・歴史・民俗を総合的に学べる博物館「能美ふるさとミュージアム(のみふる)」(能美市寺井町)が開館1周年を迎え、10月16日・17日、記念イベント「のみふる古墳まつり」が開かれた。

国指定史跡「和田山古墳群」のふもとにある「能美ふるさとミュージアム(のみふる)」

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 コロナ禍で入場制限やイベントの縮小が余儀なくされた中、3万人を超える入場者があった同館。国指定史跡の能美古墳群から出土した土器や石器などをはじめ、江戸時代の白山信仰、大正・昭和時代の民家を再現したコーナー、廃線した「能美電」の資料など、旧石器時代から昭和までの能美の歴史を、実物のほか、模型、映像など体験型の展示を通して楽しめる。

 ガラス張りの館内からは木々が茂る古墳を見ることができ、根上海岸や手取川、七ツ滝、灯台笹湿地、蟹淵のジオラマを設置。モリアオガエルやルリイトトンボなど、多様な生物が多く生息する能美の豊かな自然を紹介している。

 市内に事業所のあるディスプレーメーカー「JOLED」(東京都千代田区)が提供する有機ELディスプレーを使い、トンボの複眼を拡大スコープで見ることができるようにするなど、最新の機器を使った展示も特徴。1周年を記念して、エントランスホールには30台のディスプレーを組み合わせた大画面4Kディスプレーを設置した。

 井出敏朗能美市長は「能美市の魅力を映像を通して発信していきたい。気分が晴れる時間をゆっくり過ごしていただければ」と来館を呼び掛ける。

 開館時間は9時~17時。月曜・第3火曜休館。入館料は、一般=300円、65歳以上=200円、高校生以下無料。

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