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小松マテーレがファブリックの資料館「ファーボ」 隈研吾さんの建築模型も展示

小松マテーレの歴史や繊維産業の成り立ちなどの資料を紹介したフロア

小松マテーレの歴史や繊維産業の成り立ちなどの資料を紹介したフロア

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 小松マテーレ(能美市浜町)の旧本社ビル「fa-bo(ファーボ)」がリニューアルを終え、10月1日に全館オープンし、産業ツーリズムの拠点として一般開放を始めた。

5万点の生地サンプルが並ぶアーカイブコーナー

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 8月に先行オープンしていた1階のワークショップと共に、繊維への理解を深めることができる「ファブリックの資料館」とした。コンクリートの壁を柔らかな布で覆ったエントランスでは、無機質な建築素材が繊維により印象が変わることを体感してもらう。

 2階からはガラス越しに工場を見られるほか、「ファッションアーカイブ」コーナーには、1980年代から現在までの生地サンプル5万点を並べ、生地の色や柄で時代を知ることができるようにした。

 3階では、繊維産業の成り立ちや同社の歴史、染色や加工の技術などを紹介。建築資材などさまざまに開発され、幅広い用途がある繊維の奥深さを知ってもらい、繊維業の魅力を伝える。併せて、同館の補強工事とリニューアルを手掛けた建築家の隈研吾さんの建築模型や、ファブリックのオブジェなども展示する。

 スタッフの説明付きで、30分、60分、90分の見学コースがあり、建築や繊維など興味のある内容でも選ぶことができる。当面の間はコロナ対策のため完全予約制とし、専用電話(TEL 0761-58-0374)とホームページで予約を受け付ける。

 開館時間は10時30分~17時。火曜休館。

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