
小松市内の飲食店や菓子店が地元農家とコラボレーションして特別メニューを提供するグルメイベント「おみせDEマルシェin小松」が10月16日、始まった。
コロナ禍の飲食店を支援しようと、小松商工会議所が企画し昨年始まった同イベント。好評だったことから今年は菓子店にも呼び掛け、合計18店が参加。イタリアン、フレンチ、和食、中華、カフェ、和洋菓子などさまざまな店が地元の農家とタッグを組み、「採れたての旬の食材」を使った期間限定のオリジナルメニューを提供する。
今年初めて参加する「長池彩華堂」(小松市今江町7)は、「なかの農園」(佐美町)のサツマイモを使い「金時芋のクリームきんつば」(162円)を考案した。甘みが強くしっとりした食感を生かすため、裏ごししてペースト状にし、クリーミーに仕上げた。店内ではコラボした生産者の農産物も購入できるようにし、販路開拓につなげる。
店主の長池正さんは「地元産の食材を使った商品を展開しているが、生産者と直接やり取りするのは初めて。高品質な食材を新鮮なうちに直接届けてもらえるのが魅力」と話す。
別の店では、JA小松市トマト部会とコラボレーションした「完熟トマトのムニエルスパゲティ」(ビストロドゥエドゥ)や、家族野菜ツグツグのバターナッツカボチャを使ったスープ(魚菜工房 壱)、粟津きらぼしファームのブルーベリーを使ったチーズケーキ(菓子工房ヨドガワ)など、秋の味覚を楽しめる特別メニューを1カ月間提供する。
11月14日まで。