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加賀温泉郷でレインアート 北陸の冬の雨を楽しんで

片山津温泉の遊歩道には柴山潟に飛来している「カモ」の図柄も

片山津温泉の遊歩道には柴山潟に飛来している「カモ」の図柄も

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 雨の日に絵や文字が浮かび上がるレインアート「加賀雨紋様~KAGA RAIN ART~」が11月9日、片山津温泉、山代温泉、山中温泉で始まった。

山中温泉に設置されたレインアート

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 天候が変わりやすく、雨の多い北陸の冬を楽しんでほしいと加賀市が企画したもので、特殊なはっ水スプレーで地面に絵や文字を描き、雨が降ると模様が浮かび上がる。

 片山津温泉は柴山潟遊歩道に、山代温泉は服部神社、山中温泉は山中座前広場に、それぞれ設置。デザインは東京を拠点に活動するイラストレーター、WALNUTさんで、博報堂のスタッフに加え、金沢美術工芸大学の学生8人も参加し制作した。学生は「普段は黙々とひとりで制作することが多いが、チームで協力して一つの作品を完成させていくことが楽しかった」と言う。

 加賀市は日本有数の水鳥の飛来地としても知られており、片山津温泉には柴山潟に浮かぶカモも描かれている。そのほか、それぞれの温泉発見に関わったとされる「伝説の鳥」や、雪の結晶、花火といった温泉郷にゆかりのある図柄を配しており、広報担当者は「日本最大級の規模のレインアートを通して、加賀市の歴史や伝統、文化に興味を持ってほしい」と来街を呼び掛ける。

 レインアートははっ水効果が無くなるまで鑑賞できるといい、描いてから1~2カ月ほどが見頃だという。

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