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居酒屋併設「パンの朝顔」が3坪に増床 居酒屋メニューとのコラボパンも

吉野克俊社長とオーナーシェフの麻子さん

吉野克俊社長とオーナーシェフの麻子さん

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 小松の居酒屋に併設するパン店「パンの朝顔」(小松市八幡、TEL 0761-47-1330)が8月19日、リニューアルオープンした。

カレーパングランプリで金賞のカレーパン

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 20年以上前に母親が創業した居酒屋「味処あさぶ」の一角をもらい、2017(平成29)年に「1.5坪のパン屋」としてスタートした同店。それまでは異業種で働きながら居酒屋の経営を手伝っていた吉野克俊さんが、学生時代からベーカリーの事業部で働き始め、パン作りや商品開発に長年携わってきた妻の麻子さんを後押しする形で、夫婦の新しい挑戦として開店した。店名は「おいしいパンを食べて朝から笑顔になってほしい」との思いから「パンの朝顔」に。子どもからお年寄りまで「誰が来ても好きなパンが見つかるように」と、さまざまな生地を使いシンプルな食パンから総菜パン、甘いパンなどさまざまなパンを販売する。

 2019年に日本カレーパン協会が主催するカレーパングランプリで金賞を受賞した「自家製牛すじ煮込みのカレーパン」(260円)は、居酒屋の秘伝メニューとコラボレーションしたもの。脂を取りながら何時間も煮込んだトロトロの牛すじが入ったルーと、もっちりしたパンの食感が人気となり、カレーパン目当てに県外からも客が多く訪れる名物パンとなった。

 店が手狭となり、居酒屋の小上がり席をもう一席もらい3坪に「増床」。売り場と共にパンも10種類以上増やすことができ、子どもたちが喜ぶカラフルなドーナツ(220円)を販売。他にも具材をたっぷり詰め込みカスタマイズも可能な「朝顔バーガー」(680円)や、居酒屋メニューのチャーシューを使ったチャパタサンド(498円)など、食べ応えのある新しいパンの販売も始めた。

 克俊さんは「居酒屋とパン屋という組み合わせで、ここにしかないパンが作れる。今後は朝捕れのアジを使ったアジフライバーガーなど、居酒屋ならではのメニューをどんどん展開していきたい」と熱意を見せる。

 営業時間は9時~18時。日曜・月曜定休。

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