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「小松基地航空祭」記念グッズ限定販売 アグレッサー柄「山中塗」の酒器も

記念の酒器を作った山中塗の伝統工芸士・中嶋武仁さんと野澤裕美店長

記念の酒器を作った山中塗の伝統工芸士・中嶋武仁さんと野澤裕美店長

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 小松空港の自衛隊グッズ販売店「ハイレートクライム」(小松市浮柳町)が9月17日、小松基地で3年ぶりに開かれる「航空祭」の記念グッズを限定販売する。

小松基地所属F-15戦闘機「32-8082」をモチーフにした山中塗の酒器

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 今年4月にオープンして以来、ファンの情報交換や憩いの場にもなっている同店。9月19日の航空祭を記念して、ワッペン、タオル、Tシャツ、カレンダーなど10種類以上を製作した。同店を経営するRHアフターサービスは基地内の売店に商品を卸しているが、今回の航空祭は事前申し込みによる入場制限があるため、基地外での販売場所を同店の他、9月18日・19日は近隣の書店など2カ所にも設ける。

 さらに、同店のみで販売する商品も開発。全国から集まる自衛隊ファンに地元の伝統工芸を知ってほしいと、今回初の試みとして「九谷焼」「山中塗」とコラボレーション。九谷焼の豆皿(1,100円)には、小松基地に所属する飛行隊のマークをあしらう。

 山中塗の酒器は伝統工芸士である中嶋武仁さんの作品。価格は3万円で、数量限定販売。「特別な思い出の品」になるようにとオリジナリティーにこだわり、天然の木材に樹脂を挟み込んだ迷彩柄とした。「自らも戦闘機ファン」という中嶋さんは、ファンが喜ぶようにと裏に機体記号「32-8082」を入れ、小松基地所属の飛行教導群(アグレッサー)をモチーフに、写真を見ながら木目と青の樹脂で機体の柄を再現したという。日本酒好きにも満足してもらえるよう、辛口の冷酒に合う形状にし、薄く仕上げた。異なる素材をろくろ引きする技術は難しく手間もかかるため、加工には1カ月を要した。中嶋さんは「作品を通して山中塗の木地作りの技を感じてもらい、ファンの方に長く楽しんで使ってもらえたら」と話す。

 営業時間は7時30分~19時30分。木曜定休。

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