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能美市が「九谷ぬり絵コンテスト」 お題はクジャク柄、作品募集

今年の絵柄は、笠間竹雪作「色絵牡丹に孔雀図花瓶」

今年の絵柄は、笠間竹雪作「色絵牡丹に孔雀図花瓶」

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 能美市観光交流課(能美市寺井町、TEL 0761-58-2211)が、今年で第6回となる「九谷ぬり絵コンテスト」の作品募集を始めた。

塗り絵を通して九谷焼の魅力を知ってもらう「九谷ぬり絵コンテスト」

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 誰でも楽しめる塗り絵を通して、能美市の伝統工芸品「九谷焼」の魅力を知ってもらいたいと、2016(平成28)年に始まった同コンテスト。能美市九谷焼美術館「五彩館」に所蔵されている作品の絵柄に、色鉛筆や絵の具、マジックなど好きな画材を使って自由に色塗りをしてもらう。デジタル彩色も可。寄せられた作品は一堂に展示するほか、オープンデータとして能美市の広報活動にも使われる。例年900点前後の応募があるが、昨年は2506点の作品が集まり、県外や海外からの応募も目立った。

 今年のお題は、2019年に寄贈された笠間竹雪(かさまちくせつ)作「色絵牡丹に孔雀図花瓶(いろえぼたんにくじゃくずかびん)」。九谷焼だけではなく、日本画家としても活躍した作家の、絵画的な素晴らしさを知ってほしいと採用した。繊細に描き込まれた作品のため、データ化する作業には3週間を要し、塗り応えのある絵に仕上がっているという。

 グランプリには、九谷焼や、能美市の優れた特産品として認証された「のみブランド」の商品詰め合わせを贈る。

 同課の高田珠希さんは「塗る前に、ぜひ絵柄の素晴らしさを味わってもらいたい。難しい題材だが、たくさんの方に自由な発想で楽しく塗ってもらえれば」と応募を呼び掛ける。

 応募用紙は同課や能美市九谷焼美術館で配布するほか、ホームページからダウンロードできる。応募は10月6日まで。

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