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山中温泉の閉店した喫茶店をシェアキッチンに CFで協力呼び掛け

新しい交流の場にしたいと意気込む篠崎健治さん

新しい交流の場にしたいと意気込む篠崎健治さん

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 山中温泉でクラフトショップの運営や観光ツアーを企画する篠崎健治さんが8月1日から、シェアキッチン型の飲食店をオープンするためクラウドファンディングで協力を呼び掛けている。

昭和の趣を残す元喫茶店

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 篠崎さんは加賀市の地域おこし協力隊として、2017(平成29)年に山中温泉に移住。銀行員だった経験を生かして創業支援アドバイザー役となり、同時に移住したメンバーのスタートアップをサポートしてきた。自身は山中漆器の職人を巡るプライベートツアーなどを行う事業を始め、今年3月にクラフトショップを兼ねた店舗をオープンした。

 その準備中に、隣の喫茶店がコロナによる打撃を受け閉店。地元で40年近く親しまれた店だったことや、地元の人たちが集まりつながる場所を無くしたくないという思いで、篠崎さんが店を借りる形で再開を決意。床や水回りなどの傷みも大きいことから、クラウドファンディングでリフォーム費用などを募ることにした。1日で目標金額の30万円に達成したが、ストレッチゴールとして100万円を目指しており、引き続き支援を呼び掛ける。

 篠崎さんは、創業支援に携わったことで店を開きたい人がリスクなくチャレンジできる場を設けることが必要だと痛感。「日替わり店長」のようなイメージのシェアキッチン型の飲食店や物販店にすることで、挑戦を後押しできる場にしたいという。篠崎さんは「こんなことをしたい、これならできるかも、という人たちのための『第一歩の場』を作りたい。それが山中温泉を元気にする一助になれば」と意気込む。

 クラウドファンディングは8月31日まで。同時に店を運営する「仲間」も募集している。

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